南国宮崎県の中央にある川南町で、ちっちゃな牛乳屋さんを営んでいます。43年前に酪農家から乳業メーカーとなり、「正直に牛乳をつくる」ことを胸に、川南町の酪農家さんと二人三脚で頑張ってきました。
工場の近くにある海から吹く潮風が、人や牛をやさしく包む川南町。2007年に「口蹄疫」に襲われ、牛・豚は全頭殺処分となり、当たり前に聞こえていた牛の声が町から消えました。しかし、そこから町民の不屈の精神と全国の皆様からの支援で立ち直り、また牛乳とヨーグルトを製造できるようになりました。
牛乳を加工するとき「美味しい」ということを大切にしています。当たり前と思うかもしれませんが、牛乳や乳製品は昔から「美味しい」の前に、カルシウムが骨に良いとか、栄養のバランスが良いとか、必ず「健康」がピックアップされます。しかし、牛乳や乳製品は薬ではありません。食べ物です。食べ物はまず美味しくあるべきです。酪農家さんやスタッフはその想いで、日々、努力を続けています。
これからも困難に負けず、酪農家さんに大切に育てられている乳牛から頂いた生乳を、正直に、美味しい牛乳・乳製品を製造していきます。